ついイライラしてひどい態度をとってしまった…、怒りにまかせて言葉で相手を傷つけた…そんな後悔をしたことはありませんか?
怒り、喜び、悲しみ、不安、驚き、恐怖…私たちはいろいろな感情を持っていますが、こうした感情の中で、「怒り」は「二次感情」であると言われています。そして、二次感情である怒りの裏には、「一次感情」である寂しさ、虚しさ、不安、悲しみ、落胆、孤独感、劣等感などが隠れていると言います。怒りは、そうした一次感情に刺激されて、爆発します。
イライラしている人、キレる人には、だれも関わりたくないでしょう。もちろん関わらないで、無視してしまうことも大切です。
しかし、例えば家族や友人など、身近な人で、関わらなければいけない場合、その人の怒りの裏にある一次感情に目を向けてみることが大切です。仲間がいない寂しさ、勉強ができない劣等感、この先どうしていいかわからない不安、そんな一次感情から「怒り」という二次感情を表出しているのかもしれません。その人の一次感情に目を向けることで、どう接すればいいかがみつかる可能性もあります。
一方で、自分の「怒り」はどんなところからくるのでしょうか。自分の怒りの裏にある一次感情を意識することで、不要な態度や発言を避けるはじめの一歩になるでしょう。
キッズドア心理チーム